人民元の国際化

CEIC China Data Talk - May 28, 2015 人民元は国際準備通貨となるのでしょうか?5年に1度のペースでIMF(国際通貨基金)が行っている通貨バスケットの見直しが2015年末に予定していますが、その席で人民元が特別引出権(SDR)の構成通貨に追加されるかが決まるでしょう。IMFがバスケットへの人民元追加を決定した場合、人民元の国際化は加速し、中国がWTO(世界貿易機関)に加盟したときよりも多大なインパクトを与えることが予想されます。 強い米ドルと並ぶ国際準備通貨として人民元を後押しするIMFですが、中国経済の成長が減速傾向にある中で、人民元にとっても大きなチャレンジとなるでしょう。また、経済や政治など、中国国内だけでなく、中国を取り巻く国際情勢も懸念されており、人民元が国際通貨となった場合には、セットバックなどさまざまな課題に直面することが予想されています。まさに、「good things never come easy(良いものは容易に入手できない)」という格言どおりです。 人民元の追加は画期的な出来事ですが、どのように実施されるかを例証することは難しいでしょう。しかし、米ドルが通貨供給量の大多数を占めている現在、人民元の通貨供給システムと中国の外国為替の間には密接な関係が存在しているため、今回は下記のとおり、外貨準備、外貨準備高、M1、M2を用いて行います。 2014年12月の統計を用いた推定 1.外貨準備はM1の67.6%を占めています。もし、外貨準備の65%が米ドルの場合、最大でM1の44%が米ドルとなります。 2. FXポジションによる信用創造が104兆元に達する場合、M2の84.5%と等しくなります。 米ドル高の傾向が続く中、まず人民元は安定した価値を維持することが重要ですが、徐々にその価値を高めていかなければ、人民元の国際化は頓挫してしまう可能性があります。しかし、人民元の国際化は、政治的意図や国際情勢によって左右されるため、経済的な要因による影響は小さいでしょう。 By the China Database Team Discuss this post and many other topics in our LinkedIn Group (you must be a LinkedIn member to participate). Request a Free Trial Subscription. Back to Blog
2015/05/28 (木) - 13:32 人民元の国際化

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